吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
舞
蜻蛉の網戸にひとり雨宿りまだこれからと吾れを励まし
8
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桜田 武
孫に教える紙飛行機粗けれど飛びそうな形我が頬緩む
11
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詠み人知らず
鮮やかな濃紺の色漬け茄子の 退院の舌に箸よくすすむ
11
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滝川昌之
砂の浮く舗道に重くなるペダル汐風ともに海を告げたり
16
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朔夜
炎天下透ける脳味噌酷使してもこぼれ落ちてく文字の数列
5
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へし切
猛暑日の汗がしたたるウォーキング秋立つ風の心地好きかな
14
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横井 信
連休の予定を立てた立秋の夜風に混じる鈴虫の声
13
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KEN
時行くと 盜人萩が 獨り言 ひぐらし降らす 時雨に濡れて
11
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行中納言中将知師
天の川今や渡るにいづくにか わが身がための烏鵲はあらん
6
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ななかまど
手間のかず八十八の米ならんよく父の言い今われが言う
5
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詠み人知らず
桔梗(きちかう)は朝日浴びたる庭先に涼しき色の紫に咲く
8
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滝川昌之
微睡みの幼子撫でる団扇風 混じり漂う蚊取り線香
16
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可不可
暑くるしい蝉の声さへステーキ焼く音だったらな 肉食JK
8
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横井 信
過ぎてゆく夏の休みに焼肉をそっと楽しむ子供と二人
9
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へし切
アリランの歌も哀しい この道は 思へば遠きいつか来た道
17
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北窓
蝉の声降りしきる中墓参りもう三年いえまだ三年よ
8
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まぽりん
さし出づる影ぞさやけき星逢ひの一夜をわたる月の船かな
31
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舞
浴衣着た乙女子たちのハシャギゆく今を楽しめ夏短きを
6
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KEN
手渡しの 被爆檢査の 案内紙 四つ折りにする 八度目の夏
13
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KEN
間引かれし 苹果の粒は まだ青く 靜かなりけり 夏の日の午後
13
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