詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
まあさ
鳥たちは 何を語らう にび色の 雲を抱えた 朝の中で
21
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万陽
「痛たたたっ」と 顔をしかめて 足見れば積み木の迷子 主張した朝
16
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舞
寒椿朽だす雨降る如月の優しく濡らせ春待つひとを
15
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松本直哉
なごり雪消えなば摘まむ君がためリナリアの花アネモネの花
15
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inosann
客先の重なる拒絶に心中でドミノの牌が大きく揺らぐ
20
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千映
父様よ 好きな大福お赤飯たまには食むのか黄泉の国でも
15
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千映
裾模様さくらの花の咲き乱れほろえば掌溢れるほどに
15
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石川順一
水流で葉裏の黒い虫を取る葉裏の黒い虫はたじろぎ
13
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石川順一
要項が届き期待が膨らめば期待は直ぐに打ち砕かれる
12
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千映
平均の寿命を当座の目標に向かって生きる古希の吾かな
19
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千映
君に愛ぶつけてみます思いきり探求したい人間の愛
11
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灰色猫
流派など問われましても師は持たずただ言うなれば山に学べり
26
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灰色猫
口づけで恋の盟約するような楽園に降る夕立と樹々
19
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灰色猫
陽炎はゆらゆら燃ゆる雨雲を求めて空へ手を伸ばすごと
18
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灰色猫
徐ろに狐面剥ぐきみの手を掴んではだく牡丹の浴衣
15
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灰色猫
引力と数学者とが恋をして弧を描きたるバスケットボール
11
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松本直哉
住之江のまつ甲斐のなきひとさへも待たるるここちする侘寝かな
7
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恣翁
径埋む松葉の挿頭に 松茸の香の仄立ちて 露結ぶらし
21
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恣翁
残り酒 意地汚くも飲み干して 酔ひ潰れたる秋祭りかな
24
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恣翁
闇を怖るる児よ 暮れに啼く鳥に 心だに 無碍に遊び給はな
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