詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
萱斎院
告ぐ鳥の羽風に散らむ梅の花 重なる袖の色ぞかなしき
13
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リクシアナ
年毎に祖母は雛壇足し加え五人囃子で行商終えつ
24
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夢士
バブル期を共に走りし上司部下時へ経て続く語らひの時
18
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吉野 鮎
沒る陽の殘す一條朱の帶解かれ無月の星のさざめき
12
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夢士
毎日の出来事捉えそれとなく気づきのレポートさらりと流す
19
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吉野 鮎
舞ひ上がり重なりあひて墮ちる闇肌滑りゆく笛の忍び音
8
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石川順一
マイプラン新幹線に乗って居る名古屋駅から東京駅まで
7
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石川順一
益子焼佐藤光男の緑釉が印象的な部屋に居るかな
11
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はつなつの
今日よりはわれに歌ありと思ふだに耿然として力湧くかも
11
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松本直哉
たまはりし去年の棕櫚の葉かれはてて灰の水曜日のちかづきぬ
6
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新座の迷い人
東風吹きて 梅花香し 心地よさ 妻に見せたや この梅花かな
18
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詠み人知らず
知りもせではじめて母の爪を切るそれが最期となりたることを
28
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藤久崇
我が君の 焔の顔に 冷めしかば くたつ夜に吹く 風に中りぬ
13
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千映
命ある限り便りを出したとて消化の出来ぬ切手の買い置き
12
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絮谷新
塋域に搖るる寫し繪ロールシャハ三つのクォーク捧げし夢の
14
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高松 蓮
風吹いて お空に取られちゃ 困るよと 弁当抱き締む 遠足の朝
10
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野々花
吹き荒ぶ風の死角に身を潜め何を語らうつがいの雀
22
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野々花
「桜餅」売り切れ告げる和菓子屋の墨書きの文字まだ濡れており
25
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inosann
毎日の静かな時を感じつつ生きる命のうしろめたさよ
20
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詠み人知らず
饒舌な君のしじまに息を呑み春の嵐に戸惑う心
10
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