詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
新座の迷い人
荒波を 寒さに耐えて 出港し マグロを狙い 漁師笑む顔
11
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石川順一
仏の座犬ふぐりなど鑑賞し田圃のゴミもまとめられあり
15
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石川順一
ブロック塀越しではとても楽しめず白梅僅かな穴より見たり
12
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inosann
ゆくゆくは笑い話になるのかも義母のなくした入れ歯のありかに
20
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松本直哉
ふはふはの毛におほはれて繚乱の春を待ちをり辛夷のつぼみ
11
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詠み人知らず
君のため生きねばならぬわが犬の顔眺めつつすこし寂しい
19
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詠み人知らず
ひととおりやり終えたいま残るのはなんなんだろう自問する春
19
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まあさ
道の端に 揺れる菜の花 マフラーを ぐるぐる巻いた 吾見て笑う
22
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九條千鶴
遠くから車の音が響くのを犬と一緒に待っていた夜
8
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詠み人知らず
あんたをさ 死ぬほど好きと言いたくて それで毎日 帰宅するんだ
19
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藤久崇
二千代の 秋津の国を 見そなわし 世々の心を 君は継ぐかな
18
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キュン太郎
広がった 瀬戸内海の青い空 海と繋がり夕日に溶ける
12
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夢士
鵯群れて寒緋桜の枝揺れむ春の陽ぬくし孫連れ歩く
19
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なかしぃ卿
風まかせ何処に向かふか蒲公英の綿毛見知らぬ場所で根付かむ
11
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ながさき
言の葉は 心に浮かぶ 舟の如 想ひを運び 虚空を翔る
29
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ながさき
方便品、寿量品こそ 尊けれ 永遠の生命の 真実を説けり
13
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千映
絵手紙の道具一式お蔵入り腕前下落の曲線描く
10
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千映
シルクスイート芋の品種と思えない名前につられ焼き芋にする
12
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千映
母の為針仕事探すキッチンの椅子カバーの紐の取り付け
10
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野々花
指先を緑に染めて生み出した草餅ひとつ手のひらの上
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