詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
藤久崇
鮫を喰い 熊を殺せる 人なれば 作りし犬猫 野にも捨てつつ
20
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あふひ*・○・*
節分の赤の幟をかき分けて床に臥す子の本買いに行く
18
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藤久崇
眼の眩み 世人のことも 見えざれば むべ銭金を 鳥目とうらむ
16
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夢士
幼児の両の手広げよちよちと抱き上げ進む指さす方へ
20
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まあさ
壁一枚隔てた部屋から夫の咳 ただの風邪ならいいのだけれど
18
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石川順一
イヤフォンの黒い繊維が自転車のライトに照らされ妖しく光る
20
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絮谷新
母だつたころを思ふか吾の犬よ眺むる先の空は夕燒け
20
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沙久
欲が増すそれでも純度高いならエンブレムにして大志を射ぬけ
16
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万陽
「バイバイ」の動きを模したワイパーが二人の終わり 暗示している
14
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沙久
あの人の香水思い出せなくて癖のある字を幾度もなぞる
20
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ながさき
痩せたハエ 駿馬の尻尾 つかまりて 万里を渡る 譬えの如し
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夢士
二人して 湯上がりの頬 綺麗ねと 楽しき会話 りんごの香り
4
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まあさ
簡単なメモ書き程度の去年(こぞ)の日記(にき)めくれば今でも走る戦慄
18
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inosann
笑む友の遠方より来る砂浜で富士をバックに写真におさまる
25
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吉野 鮎
春まだき風のそよぎに寄り添ひて陽の光まう春日野の原
11
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吉野 鮎
光ます空に春めくけはいして霞の雲のゆるり流るる
14
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吉野 鮎
吾子生れてきみが手植ゑの白梅の伐られ表札變はる家門
6
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舞
木枯らしの吹くも楽しと子どもらの風追いかける笑いコロコロ
10
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雪柊
胸中に募る言の葉紡ぎ出し詠いたいだけ 詠いたいだけ
15
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雪柊
刻まれた皺が増えても母の手はずっと変わらぬ慈しみの手
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