詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
台風のうねりが残る砂浜で鳥はかたまり羽を休める
18
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吉野 鮎
球場に湧き立つ歡聲少年の居ぬこの年もそを聞きにきて
11
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工藤吉生
記入済アンケート用紙が落ちている来店理由は「気分」だという
5
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中野美雄
舟神輿 浜に据ゑれば海神の細れ波かも輝きわたる
8
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kingface
夜更けて座敷童子はさやさやと通ひ給ひぬ夏の想ひ出
8
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まあさ
できるだけ 火を使わない 工夫して 食欲ない日も 夕餉の支度
20
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コタロー
トラックの運轉席で眠る人仕事の疲れ癒す間も無く
11
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石川順一
蚊に刺され風の強きが吹き荒れるトースト食べて稲荷寿司食べる
7
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リクシアナ
葉隠れの稲虫絶やすラジヘリの機影震わせ秋の風吹く
22
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石川順一
寝て仕舞う畳の上に敷かれたる敷布はまだらの青と白なり
13
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kingface
昭和なら台風過ぎば空高くざくろや柿の季(とき)来しものを
5
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灰色猫
水槽のなかにいるよう雨が好きこのままずっと雨ならいいのに
11
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灰色猫
優しいと言われる度に悦に入るガキが一匹胸を離れず
16
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灰色猫
哀しみが綴られているその壁の涙の部屋の文字に寄り添う
14
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灰色猫
流星があまりに多く零れてる夜空に数多の願いが咲いて
19
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みやこうまし
台風の逸れたる後の静けさにほっとしている手前勝手さ
17
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恣翁
日盛りは 「暑さ酷し」と漏らせるも 秋立てば 宵に蟋蟀の鳴く
18
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夢士
夜の更けて強まり来たり雨と風窓打つ雨の音の激しき
18
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夢士
野分来る黒雲迫り南風早めの帰宅一人酒酌む
13
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朔夜
渦を巻きうねる雨風警報中ただ粛々と降りる旅客機
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