都詩のお気に入りの歌一覧
松本直哉
小夜ふけて蟬なきやまず玉の緒のみじかきいのち生きいそぎつつ
4
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つゆくさ
どれだけの命つないでいただいて この「わたし」ってできているのか
8
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洩矢転石
「じゃあね」って手を振り帰っていくきみの向こうで光る青い逃げ水
36
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小林道憲
もじずりの螺旋の先に銀河あり 星の渦より現れし花
17
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蜻蛉
今思うバスケしてて良かったと大きな体で君を包める
12
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出汁巻きいろ
昨日から右手に刺さった柔らかいトゲが抜けない嫉妬みたいに
8
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海辺のプーさん
なぜだろう メールじゃあんなに 話せるのに 言葉に詰まる カフェの窓際
2
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小林道憲
アラビアの文字にも似たる形して 土用のうなぎ桶に踊れり
30
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みなま
煩わしさふえしか貴女の歌見えず野分の風に行方たずねる
12
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村上 喬
コットンのシャツたなびきぬ夏空に置き忘れたるごと雲一つわく
40
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へし切
現世の儚き命を惜しむがに今をさかりと蝉しぐれ降る
33
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恵
あの人のワイシャツの袖折り返すわずかな仕草が大好きでした
100
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詠み人知らず
病気自慢 大病なれば 饒舌に 健康なれば 寡黙に聞き手
9
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常葉未央
今を咲け雨に移ろうその前に風に煽られ散りゆく前に
10
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夜老猫
宵闇に向かう 列車の車窓には 君がいた町 君といた時
6
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k.螢
いつの日も 指輪外さぬ君が好き 朝陽を待たず 歸る背中も
6
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あかる
澄み渡る水面を割って泳ぎゆく広がる波紋の軌跡うつくし
7
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知己凛
じゃあまたね言われて切れた刹那から待ちつづけてるスマホの鳴動
10
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夢士
ほろ苦き春の香りや蕗の薹一人寂しく杯を重ねむ
19
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詠み人知らず
五月雨の降りそめしより幾度か色変へつらむ野路の紫陽花
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