名鈴のお気に入りの歌一覧
ななかまど
すり寄りて狩の成果を誇るらし小さき身体に猫の本能
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かんたか
それぞれに傷の入りたる竹群を纏いて霧の薄衣かな
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滝川昌之
遅延した車両を詫びるアナウンス人身事故に痛む師走や
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河のほとり
秋の野にやがて入日のかたぶきぬけふはすすきの声もしづかに
10
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河のほとり
ゆふぐれに見がたき色となりゆくか風にあしたは知らぬもみぢの
8
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横井 信
冬木立抜けて届くや月明かり熟れたみかんの香り漂う
12
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KEN
月は冴え 冬の桔梗を 咲かせけり 胸痛むほど 雲なき空に
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び わ
雨続く寒さでちじみふと想う遠方の友健康の事
4
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舞
氷雨にもやや情けあり彩りの優し子供らさす小さき傘々
7
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つばす
冬の花赤い椿と緑葉が 凍てた心に明かりを灯す
4
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蔓葵
昨日まで枝の紅葉をみづ鏡今日は氷にうつろひにけり
10
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うすべに
風の描く水面の錦かきわけて 同じうき身の水鳥の声
8
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萱斎院
もみぢ散りまつにもあきて風わたる 来ぬになれぬる袖のしがらみ
8
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灰色猫
清らかな冬の冷気を吸い込んで呼吸の仕方を思い出す朝
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灰色猫
生きていく痛み苦しみ花束にできたらいつか捧げにいくね
8
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灰色猫
雪原に虹が立つのを待ってます少しつばさを震わせながら
8
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灰色猫
鈴付きのリースを飾ればどこからかジングルベルが聞こえてくるね
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千映
亡骸に貰った香水振りかけて此岸と彼岸のさかえめに置く
8
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只野ハル
朽ちて逝き埋もれ地層になってゆくいまここにある街さえいつか
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只野ハル
遠ざかる最終列車の警笛の消えゆく先に灯はなく
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