コタローのお気に入りの歌一覧
秋日好
穴居人みたいな髭の若者が車修理の闇から出る
15
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只野ハル
水田のカブトエビは思うアノマロカリスっぽいのいなくてよかった
11
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千映
講演の佳境に入るその時に鶯啼いて白けてしまう
8
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千映
清む空気小鳥の声が突き抜ける耳に届くは穏やかな午後
19
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千映
緑濃き欅並木のシャワー浴び知らず知らずに蘇生されてる
26
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中野美雄
窓邊の机ウイスキーのあき壜月皓々とひかり注げり
8
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中野美雄
「ああかみさま」と最期に願ひかなへたかと若葉がさやぐ一瞬思ふ
10
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恣翁
ふつふつと 身を躍らせて 湯豆腐の 浮き沈みせり 来し方のごと
91
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灰色猫
好きな色何色が好き?訊ねられ「すみれ」と答えた幼少時代
22
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灰色猫
朝靄の湖畔でトップウォーターのルアーの波紋が消えるのを待つ
19
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詠み人知らず
信頼のおける上司は 叱り方心得ている いい匙加減
22
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詠み人知らず
ナノなの?と小さな声で囁いた幼き長子は今や宇宙へ
6
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inosann
「ちゃん」付けの名前が入ったバースデーケーキに入刀 五等分する
25
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まあさ
痛みから 解放された お義父さんの 寝顔はとても 美しかった
22
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赤石仙人
枝々を紅く彩る石榴の木何れの花に實ぞ結ぶらん
8
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詠み人知らず
ながいこと本気で笑った記憶なく今日も渇いた笑いでごまかす
11
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灰色猫
許されぬ宿罪背負う現世の苦難の道は来世のために
20
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舞
写真には父に抱かる子の笑顔こんな無邪気な我であったか
17
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沙久
見返りを求めないなぞウソっぱち青い手紙を貴方へ託す
27
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恣翁
娘から 合格したと 電話あり 獨り異郷で 祝杯を擧ぐ
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