名鈴のお気に入りの歌一覧
ななかまど
いつまでも尖がる心よ虚しかり堪忍袋つくろうは吾
9
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松本直哉
夢はいつもかへつて行つた白壁に干し柿熟れる遠いふるさと
4
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滝川昌之
燃え尽きたトーチのごとき裸木の銀杏が冬の月光に映え
15
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千映
冬空がピンクの色に染められて柔らか布に見える雲々
9
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うすべに
春を待つかたい花芽を見守って あなせに揺れる最後のひと葉
7
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横井 信
年末に片付けてゆく本棚へそっと戻した思い出の本
15
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KEN
ちぎれゆく 雲縫ふ如く 燈りける 月も凍えむ 風の瀬の上
9
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灰色猫
失くしてはいけないものを失くしてもスピカは君を照らしつづける
10
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灰色猫
夕闇を照らし始める星々の導きを待つ迷える仔羊
8
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灰色猫
恋情を確かめあったその夜から星座がとても眩しくなったの
7
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び わ
朝陽てり体のびのび清々し久方ぶりに陽に手をあわせ
4
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夏深
空高く光放つあの飛行機の行く手真っ赤な陽が落ちてゆく
6
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夏深
風止みし夜に裸木そびえ立つ傍らに月白く侍らせ
9
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夏深
どこまでも師走の空は澄み渡り嬉しき今日の心地ぞする
9
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源 漫
教室に我まどろめばふはふはと鼻に潜りぬ蛍光ペンの香
4
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ななかまど
やわき陽に冬田しずかに眠りたり年を越さずに逝く友の列
9
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つばす
枯れ葉を折り紙にして鳥作る あれこれ考え楽しい時間
5
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千映
おでん屋のぐい吞み近く折鶴がヨッパの君を楽し気に見る
5
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滝川昌之
大掃除 今年の垢とぬぐいゆく養生テープ嵐夜の痕
14
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コタロー
散るほどの意思も持てずに我が紅葉三十一文字に吹かれ搖らめく
9
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