粕春大君のお気に入りの歌一覧
falcon
若き日の詩と憂愁ながれゆく雲を見てゐる夕映えのみち
22
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和竹
言の雨 君より降りて沁み入れば 種の膨らみ芽吹きしとき
5
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詠み人知らず
神無月誰に手向けむ紅葉ぞとつれなくはらふ木枯らしの風
6
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海斗
幸ひの内に禍つ日伏したるもそばにいませよ直つ日の神
3
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桜園
これでもかもみじおいかけ写真とる今年のもみじみおとさぬよう
9
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芳立
しろたへの袖もするがの山かげに五劫思惟の甲斐あらしめむ
6
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へし切
夢のまま 成らぬものゆへ夢を見る 何を夢見る風の中ゆく
20
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へし切
まじらぬと強がり言へど淋しくてひとり遊びとまた歌を詠む
25
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紫苑
ぬばたまの夢の底ひにおつるとき呼ばはむ風のこゑのはげしき
19
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紫苑
夕づつは庭に放ちしてんたうの空に溶けゆくくれなゐふたつ
12
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浅草大将
来ぬ人をまちに凍えを凌ぐ手に雨はいつしか雪と降りつつ
12
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紫苑
誘うてひとになびかぬ木犀のみぢかき春をひたにほひたつ
16
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紫苑
ひさかたの雨のそぼふる夜の更けてあをき花脣のなづきに揺るる
17
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芳立
ぬばたまの鴉が庭の柿の実を食らふ武蔵の秋ふかきころ
8
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桜園
玄関と裏庭の草取りくるる夫みて嬉しく頼もしきかな
13
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かものしゃじ
やわらぐるよはかしこくもいにしえの おもいのつゆのつくることなく
3
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浅草大将
夢などは何処のどいつの草まくら郵便馬車にいねがての旅
8
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芳立
秋風もいまはやみ路にまつ虫の鳴かぬ嵐のさきのしづけさ
7
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紫苑
かそけくものふとき糸のにはたづみ綯ひ合はさるるからのしらべに
6
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恣翁
掌に囲ふ小鳥の温もりに 長けゆく秋の 身に染みるかな
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