ぜんまい時計のお気に入りの歌一覧
ななかまど
いたずらな初夏に吹く風枝先の葉をうらがえし若葉踊らす
17
もっと見る
へし切
荒川に声もかろやか青春のボート漕ぎゆく一筋の跡
11
もっと見る
舞
ゆく時を惜しむ者へと桜木の緑葉濡らす小細雨そぼ降る
10
もっと見る
茂作
春の菜を終へて畑打つ翁らの 背中に汗沁み夏やたつらむ
15
もっと見る
艸介
ナトリウム灯の光をかきまぜて 蛾が描き出す夜の印象
4
もっと見る
うすべに
雨だれの音にうんざり最終日 それでもほっとくぐる改札
6
もっと見る
滝川昌之
異国語とキャリーケースが闊歩する江ノ電に続く連絡通路
12
もっと見る
痴光山
活気づく初夏の駅ビル パン屋奥 朝刊広ぐる 老らのあたま
5
もっと見る
ななかまど
鯉のぼり立夏の風を腹に籠め皐月の空はわれの空なり
13
もっと見る
へし切
夕闇に浮かぶカラーの花白くワルツを踊る姿にも似て
12
もっと見る
舞
幼げなウブなカップル右左肩は触れつつ手は游ぎつつ
6
もっと見る
茂作
夏ながら朗ら朗らにうぐひすの 鳴けば忘るる今日の暑さは
12
もっと見る
うすべに
初夏告げる川風ながれ鯉およぐ 新緑似合うこどもの歓声
9
もっと見る
美生子
月明り頼りに二人歩く道あれは十五の夏祭りの夜
11
もっと見る
滝川昌之
文庫本顔にのせたままうたた寝をテラスでできる素敵な季節
14
もっと見る
ななかまど
みどり濃き森をたどれば初夏の陽は夏を装おう照明となる
12
もっと見る
へし切
風かほる五月の空に鯉のぼりおよぐ姿も今はなつかし
11
もっと見る
杜鵑草
姑はまことの露になりにけり言の葉の上に消ゆる朝露
22
もっと見る
舞
蛍光の消えた都会の川暗く映すネオンの影の揺蕩う
9
もっと見る
茂作
櫻もち春は行けどもかぐはしき 花のかをりを持ちて歸らん
15
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[244]