艸介のお気に入りの歌一覧
KEN
葉の散りぬ木間に射す陽を灯す如 明かりの漏るる北向きの部屋
13
もっと見る
茂作
乙女子のややも仕草のおとなびて 父と歩むを恥ぢる頃かな
16
もっと見る
Aquarius
神となりこの世のすべて終わらせて0にしたって0は残れる
4
もっと見る
舞
北風の吹くに任せて枯れ葉らの舞い翔ぶ果てのオホーツク海
13
もっと見る
千葉 甫
次々と間近へ降りてここに居る私を構わず雀ら弾む
5
もっと見る
ななかまど
北風にゆれる桜の木末にははやも生まれる冬芽の息吹き
17
もっと見る
茂作
山茶花にしばし夕日のとどまりて 今ひとしほの色まさりけり
14
もっと見る
灰色猫
水を食む魚にうまれ生き抜けばあなたは食べてくれたでしょうか
11
もっと見る
滝川昌之
セーターの袖で擦るがおまじない甘くなったかかじる林檎は
20
もっと見る
千葉 甫
突然の間近で響く雷鳴の絶えて静かに降る雨の夜
9
もっと見る
萱斎院
紅一葉散りてながるる瀬のさきにせめてひとときとどめてしかな
11
もっと見る
うすべに
紅一葉 流れるさきのしがらみのからくれないにはなやぐ錦
11
もっと見る
ななかまど
十八と違うときめき覚えおり老眼で観る東寺の紅葉
18
もっと見る
睡密堂
荷造りのひもを解かずリカちゃんを眠らせているかつての少女
8
もっと見る
聴雨
利き酒の猪口に蛇の目の青沈め仄と紅さす月浮かべみる
14
もっと見る
芳立
この冬も落ち葉ののちの蒼空よわが道いかに終ふべきときく
9
もっと見る
茂作
落ちもせず枯れる山茶花哀しけれ 見るや我が身に年の瀬の風
14
もっと見る
舞
ゴミ漁る一鴉夕暮れひと声を鳴いてぞ語る俺もお前だ
11
もっと見る
へし切
くれなゐに萌ゆる命をあだにして咲いてはかなきさざんかの花
18
もっと見る
び わ
綿雲が青い空背に浮いている旅の吾が身を見守るように
7
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[51]