詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
「ミシン目」は縫った糸目の形にて「切り取り線」との真逆意を得る
16
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みをつくし
水色に二刷毛三刷毛白描き 風に流せば霜月快晴
16
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夏深
一つづつローカル線は誰かが捨てた故郷をなぞって軋る
7
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ななかまど
一日の仕事を終えて穏やかな顔が写れる今日の手鏡
12
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横井 信
晩秋の朝陽に向かい踏み出せばかわいた風に枯れ草はなく
9
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灰色猫
降る星を数えるたびに思い出す星を指さす無邪気な君を
15
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横井 信
また街の灯りを消して冷えてゆく巣篭もりつづく乾いた空気
9
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みをつくし
山茶花の固き蕾のその先に うす紅灯りて冬さりにけり
18
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ななかまど
染められて今年の赤に染められて紅葉まばゆし巣ごもりの日々
7
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滝川昌之
遠吠えは痩せ犬にして冷え込んだ欠ける月夜の路地裏にある
18
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草木藍
霜月にひとり寂しく鳴く虫の途切れとぎれの声ぞ哀しき
6
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横井 信
山の端に沈む夕日を見届けてそっと抱える秋のぬくもり
11
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ななかまど
人恋うて日差しを恋うて来る猫の尻尾の先を秋の風吹く
9
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みをつくし
わくら葉のちらほら見えにし欅の木 いと悲しげに身を散らしをり
16
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滝川昌之
懐かしき焚火の匂い風下の南の刈田追われるスズメ
14
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夏深
その先に金色の未来待つ路を踏み出し行けり銀杏舞う中
10
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舞
いち葉のまたいち葉の落つ秋の暮れる夕日は街の灯も染め
8
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恣翁
溜息をつきあふごとく かさかさと 枯れし花托をうなづかせけり
16
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横井 信
冬が来る小さな声でささやいて玄関先を転がる落ち葉
10
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みをつくし
うたのわの「わ」のじのかんじ輪環和話琶 つどひまあるくかなでなごやか
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