滝川昌之のお気に入りの歌一覧
継海
玄関の行ってらっしゃい消えた朝不思議な月曜ハナミズキ咲く
6
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横井 信
草むらの小さな花は柔らかに蹴飛ばす石をやさしく包む
13
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美生子
にぎやかな同室患者は退院しひとり数独して過ごす夜
14
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兎桃
吾の知らぬ祖父の残せるトランクに衣を入れて旅へと連れむ
3
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ななかまど
朝一の散歩に脚の目覚めねばアキレス腱を伸ばすは大事
10
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恵雪
暮れ残る空に寺院の鐘ひとつ塔を見下ろす十日目の月
13
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へし切
老いの身はいつでもどこでもそこにある ふんわりふわふわ空に浮かぶ雲
10
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夢花火
金色に 染める肌に 鉄槌を 幼きときに ぷかぷか泣いた
2
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桜田 武
一冬耐えしブルーベリ春の陽に解き放つ枝の叫び聞こえそう
5
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半格斎
遠山の名残りの雪をながめつつ 花冷えの街を歯医者にいそぐ
5
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桜田 武
今季初車庫の眠りし二輪手にすれば我も愛車も躍動す
5
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桜田 武
「プトラー」がウ兵士の辞書に載るプーチンとヒットラー合せしもの
2
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音蔵 雅秀
眠れぬと足掻くも既に夢の中 眠れしことを 目覚めてぞ知る
5
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KEN
月詠みの歌集とどきて よみびとの懐くつくよみつくづく読む夜
10
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び わ
手話の会まとめの役目引き受けて配慮すること多さに驚く
3
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バジル
慎ましい幸せひとつくださいな立坪菫は淡い紫
19
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茂作
立ち急ぎ春を送らんかなめ垣 紅く萠え出で夏を招かん
15
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横井 信
春風に若葉のそよぐ山の背を列車の窓の遠くに望む
17
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兎桃
年取れば肩の力も抜けるらし鋸も鉋も滑らかになり
5
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兎桃
物置きの鎌研ぎ直し草を刈る混じる蒲公英惜しくはあれど
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