横井 信のお気に入りの歌一覧
うすべに
造られたビルのすきまの狭い空 街路樹の葉のみどり抗う
4
もっと見る
詠み人知らず
書き破り 握る原稿 山にして 煮詰まる姿 我に似合わず
4
もっと見る
ななかまど
畑に種蒔いたその夜半降る雨の優しく濡らす音を聞きたり
12
もっと見る
滝川昌之
まだ薄い風も急いで薫り出す一夜で伸びる若竹ごとく
12
もっと見る
へし切
哀しみの涙の雨の雲の上に 碧空がある 希望の空が
7
もっと見る
舞
「急ぐなよ」白杖の父手を繋ぎ女の子ゆく人々の海
5
もっと見る
茂作
出來不出來獲つた野菜を置き竝べ 子らに持たすを選り分ける妻
11
もっと見る
び わ
雨の中ジャーマンアイリス紫の寒さにめげず美しき花
5
もっと見る
詠み人知らず
おかえりと 言うまでもなく 目を擦り 土産のたこ焼き 視線はレンジへ
6
もっと見る
仔柚
あぁ今日も騙し騙し生きている賞味期限の切れた納豆
8
もっと見る
うすべに
待ちかねて樹のしたかげにあやめ草 ゆかしい色にも来ぬほととぎす
4
もっと見る
可不可
アイコンまだ雪景色 でも御歌には 春へ脱け出す猫の足痕
4
もっと見る
詠み人知らず
子を思う 親の優しさ 見つめては 心配くれる 親子に恥じらい
7
もっと見る
滝川昌之
鯉のぼる高層階のベランダに健やか男児ここに育つと
14
もっと見る
ななかまど
国荒れて夢を見るにはまだ難くざわつかせ吹く春の風脚
11
もっと見る
へし切
偏見や差別もしたく ないけれど やっぱり俺等は ロシアは嫌いだ
11
もっと見る
ハーコット
拭き筋を消したガラスの向こう側ひこうき雲が空かけあがる
4
もっと見る
詠み人知らず
深き森 浮き沈みつつ 眠りこけ 星の瞬く 夢の揺りかご
6
もっと見る
なりあきら
道端に 夏の気配が 香る朝 早く聴きたい 山ホトトギス
5
もっと見る
舞
暗い川渡る小舟の梶の音の男とおんな越せぬ闇間に
6
もっと見る
[1]
<<
594
|
595
|
596
|
597
|
598
|
599
|
600
|
601
|
602
|
603
|
604
>>
[2051]