千映のお気に入りの歌一覧
只野ハル
ヘルパーと二人で身体支えても脚動かさぬ母の頬打つ
23
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恣翁
花弁の散らばるに似て 淑やかに 水泡昇れり 音符のごとく
19
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あまおう
ぴんぴんにアイロン掛けた半袖のYシャツ七枚 分身の術
26
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へし切
愛おしと君の名呼べばまなうらに映る面影若かりしまま
20
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コーヤ
お手玉に祖母の思い出縫い入れてできた彩り美しく見え
18
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矢車菊
近づいてはまた遠ざかるこの気持ち花いちもんめ あなたがほしい
27
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あまおう
甘えたい 気持ちをぐっと こらえてる メールも雨も 静か梅雨の夜
25
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舞
駆け出した子にさしかける傘を持ち追いかけてゆく母は濡れつつ
21
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ながさき
自分さえ 良ければそれで 良しとして 他者を捨て去る 鬼が彷徨う
19
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潮月繁樹
トマトゆえ誰にも言えぬ捨てがたき欲望持ちて夏燃えるなり
18
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潮月繁樹
体内の時計が狂い徘徊のポチと深夜と蒸し暑き夏
23
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只野ハル
チューブ入りペースト状のハンバーグあればそのまま母に与える
9
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夢士
懐かしの歌呼び起こすうた読みて口ずさみをり古城ひとふし
16
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潮月繁樹
白絹の薄紅染める抱擁は呪縛を超える薬物投与
12
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ながさき
山寺の 六時を告げる 鐘の声 ことさら響く 雨降りの宵
23
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想野
雨垂れの獄舎に一人つながれて扇風機の音に聞き入る朝
11
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更紗
柔肌に残りし指の感覚に熱い吐息をこぼす唇
8
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半格斎
螢火は追ひかけてこそ夏風情 茂みに潛みし影ふたつあり
15
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恣翁
心地好き 海岸通りの潮風は コパカバーナの秋を吹くかな
16
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夢士
七夕の歌を詠まむと雨の川笹舟にのせ流す言の葉
15
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