コタローのお気に入りの歌一覧
ななかまど
木の枝ゆ落ちる雪だけ音となる白をまといて無となる冬野
15
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ななかまど
雪の下ふゆ芽しずかに膨れおり愚直なるは忘れないこと
14
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ななかまど
手に取りしものより色の良さそうな防犯カメラ下のカマトロ
8
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灰色猫
豊作のかぶら近所にお裾分けまさかメロンのお返しが来る
10
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灰色猫
冬大根ひいては転がる姪っ子の笑顔まぶしい新春の朝
15
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灰色猫
丁寧に育てたはずの冬大根今年も父に遠く及ばず
19
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灰色猫
美しいものに会うたび切なくて世界に君がいるからだろう
17
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灰色猫
微笑んで時報と話す人にあう幸せそうに愛していると
15
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名鈴
子育み 抱きて 降ろして 打ち置きて あまねく守る ことぞ慈しみ
15
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名鈴
肝心 失せて友すら 弁へず 有るにもあらぬ 身は無慙なり
5
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名鈴
唐土の 命長さの 故事に 因みて今朝は 七草の粥
15
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名鈴
思ふ様に 万巻の書を 取り見らるる 平らかなる世ぞ 有り難きかな
16
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へし切
お互いに遠く離れて暮らしても 孫がつなげる 親子の絆
21
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滝川昌之
劣化とは質の落ちゆくことでなく過ぎる月日を受けとめること
16
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滝川昌之
挨拶と振る舞い酒の初仕事 晴れ着の女子の眩しさあてに
14
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滝川昌之
鍵穴が墳墓の形に見えるから亡父の机の開けぬ引き出し
21
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滝川昌之
珍しい酒の瓶など捨てられて集積場に名残る年越し
24
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滝川昌之
砂地でも剛き根を張る松でさえ菰巻き耐える寒の厳しき
15
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へし切
名にし負ふ 花ぞめでたき福寿草の 君のしあわせ 祈る初春
19
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inosann
富士を背に義母、妻、娘と収まりて真に血筋は受け継がれるる
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