横井 信のお気に入りの歌一覧
Aquarius
ものぐさな自分を自分で追い込んでやっと手にする普通の生活
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ななかまど
せわしなく家事を済ませて助手席に主婦を脱ぎつつ紅の手鏡
13
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恣翁
泥をもて巣作りに励む海燕 風穏やかに 初夏の日長し
13
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へし切
武蔵野の思い出 胸に 君は逝き 過ぎにし時は夢のまた夢
12
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ハーコット
かき抱く夢の花束立ち枯れて妄想列車でまどろむ私
5
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舞
余韻には頬を預けてわが胸の鼓動を静か君はきいてる
8
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び わ
手話学習繰り返しまた繰り返し同じ単語に出会いはてなと
7
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茂作
園兒らが揃つて歌ふ「鯉のぼり」 大きな聲は屋根より高く
15
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緒川みるな
曙の空を見上げて背伸びする心をさます皐月の空に
8
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うすべに
さつきやみ もう死語だねときみ笑う 月をよこぎりたちばな香る
5
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夕夏
なとーないあらそいおきぬとのむじゅんきょうだいけんかおきるげんじつ
1
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滝川昌之
ライバルの江ノ電横目に自転車で海沿い競れば初夏の汗
11
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ハーコット
放たれて風のまにまに飛びてゆく柔き綿毛の夢はまぼろし
6
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千映2
次々と咲く花たちに拍手する平和の意味をそのたびに思う
8
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大元油谷之助
私よりほんの、すこうし背高の カーブミラーに、日が昇りけり
4
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舞
いく時か働き得たるささやかなわが家の窓に映す青空
5
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KEN
山の邊に 光篠降る 陽炎は 蝦夷乙女の 藤插しめり
9
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茂作
色の無い映畫の中の美少女の ごとき肌した玉葱の輝き
11
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び わ
アマリリス義母の残した種みのり十年以上時を経過し
4
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阿比留
寄る辺なさだけでいうなら昔から冬を知ってたような気がした
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