千映のお気に入りの歌一覧
へし切
味気なき旨いと声に出せぬ身のひとり夕餉に侘びしさつのる
29
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水海はるこ
祖母の背を追い抜いた夏もぎたての「く」の字のきゅうりをかじった記憶
10
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詠み人知らず
転がりぬ蝉の骸を手に取りて土に放てばひと声鳴きぬ
27
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半格斎
またたびの葉白のまはりを紋白や つがひで飛び舞ふ夏風やさし
21
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むくり
炎天下 道にこぼるる 水垂れに口づけ憩ひし アゲハ蝶発つ
11
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コーヤ
野の小道田んぼの稲穂さやさやと夏風受けて涼しげに揺れ
18
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コーヤ
山の道繁茂の草木かき分けて凛として咲くノアザミの花
21
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奏
帰宅せし 主人の背中に蝉一匹 静かな部屋に 羽音響けり
7
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詠み人知らず
耐えがたき暑さなれどもベランダの 運動靴が もりもり乾く
21
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詠み人知らず
ベランダの物干し竿がたのもしいつぎからつぎと乾き片づく
21
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恵
ゆっくりと滲んでゆきぬ想い出は我の心に雨降る様に
29
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只野ハル
こぼしても時間かかれど食べている母を見守る手を控えつつ
26
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詠み人知らず
強烈なジミーペイジがやって来た 頭を垂れた 原爆碑にて
16
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恵
想い出は滲んでゆきぬ吾の中にぽつりぽつりと雨降る様に
33
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舞
浴衣着た少女おすまし祭りへと父と手つなぎ背に女みせ
21
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たかなしゆり
カルピスを少し薄めに作るのが最小単位のおふくろの味
13
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あっきーは
わたしはね 恋をしました 初めての恋は虹色きらめいてるの
11
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詠み人知らず
甘えるなお前もウチの家族なら 欲しいと言うな 鰹ブシばかり
27
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なつを
星もない同じ夜更けの空の下 恋しい人は誰と眠るの
10
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まぽりん
思ひ寝にかよふ夢見も結ばぬをなど昼顔のつみ犯すらん
30
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