横井 信のお気に入りの歌一覧
灰色猫
文明を飲み込む木々に比べれば誰もが弱き若者だろう
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灰色猫
柔らかく雨が削った岩を見て泣いてしまった彫刻家たち
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灰色猫
耳がいい人を紹介してもらう自分の声がこっぱずかしい
5
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灰色猫
牛乳を温めながら牧草に寝転ぶ牛を少しなでたい
9
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灰色猫
この種は芽がでませんと託される土がふんわりあたたかいころ
8
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へし切
兎に角に無事に生きてはいるけれど もっと生き生きと 吾は老いたし
12
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仔柚
とりあえずスーツだけは脱いだから神様だって許してくれる
5
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うすべに
やまぼうし 闇に浮かんでゆらゆらと 月のない夜に翔ぶ白い蝶
5
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詠み人知らず
疲れ寝る 大きな赤子 並んでは トイレで目が覚め 暑さで起きる
3
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草木藍
捕らわれて俯く兵士疲れ果て家族のもとへ帰る日はいつ
9
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トウジさん
「こらあっ!」が腕白小僧観念場 四の五の言わず明けらかにせよ
8
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滝川昌之
種まけば一人で育つ花もあり手塩かけても咲かぬ芽もあり
14
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ななかまど
澄みきった皐月の空に魅せられて飛べば素敵な人に逢えそうな
10
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詠み人知らず
心込め 音痴挑むは 難曲に 好きで歌うは 罪はなけれど
8
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舞
道広き公園をゆく若者らみな美しくリラ冷えの街
7
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茂作
祖父はいつそんなに歳を獲つたかと 孫に聞かれる夕燒けの道
11
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夕夏
なけなしもまいなぽいんともらうためほけんこうざとにまんのとうし
2
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び わ
紫陽花の手話表現を辞書で観る左手右手見事な花に
6
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ハーコット
詰められてくどくど説教されるとき私の脳は半分眠る
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夕夏
のぼりみちあしもとみつつとうげみちくだるあしもととおくかんじて
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