吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
コタロー
盤上に黒白石を置きたれば宇宙の如き無限の膨脹
10
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リクシアナ
掌の人生迷路にぎりしめ産声たかし新月の夜
15
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ななかまど
朝顔は蜂の武蔵に恋をする同じ角度に首まげながら
11
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滝川昌之
コンビニのドアが開くたび垂れ流す冷気に掛けた地球(ほし)の資源よ
17
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詠み人知らず
秋暑し遠く叡山深緑の横たふ峰に白雲たなびく
12
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夢士
照り付ける夏日残りて蝉しぐれタオル片手に木洩れ日のなか
12
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うすべに
夕暮れの観相窓のまなざしに 心の底の煩悩を知る
11
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可不可
貴重品とられなくても左胸の奥の抽斗かき回されて
8
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うすべに
灯籠のゆらめき映すこころまで 御蓋の山に十六夜の月
11
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横井 信
夢を乗せゆるやかふわり波ゆする風に流れて海渡る蝶
17
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片井俊二
夏空へ祈るがごとく一対の脚を合わせる蝉の亡き骸
7
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さかさまぼこ
ペルセウスの流れ星見んと起き出でしが先づ久闊を叙すカペラや昴
4
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つばす
恒例の断酒宣言二週間 誘惑負けぬ精神勝利へ
3
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KEN
ただ 時は 流るのみらむ 濃く淡く 月の燈りに 稻穗の香り
12
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うすべに
さよならと懐かしい顔おもう宵 送り火に添う十六夜の月
12
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いちごぐみ
ひんやりと ときめく夏の 恋の味ひと匙ずつの ふたりの時間
4
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横井 信
真っ白に砂浜をやく太陽とサンゴの海に聞く鳥の声
13
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夢士
小さき子ら走り回りて育ち行く吾の歳数え子らの顔見ゆ
13
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源 漫
しづしづと戯歌読むが好き者に見られて説かれをかしかりけり
3
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ななかまど
やんわりと送り火きえて竹林に生まれたばかりの秋の風吹く
10
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