都詩のお気に入りの歌一覧
灰色猫
なにゆえに 歌を歌うか 今一度 桜に触れて 問いかけてみる
14
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すばる
下の名で初めて呼ばれたクラス会旧姓の頃好きだった人
26
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詠み人知らず
秋桜の群は亡者の細い腕 ゆらゆら揺れる宙へ宙へと
9
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山本左足
ジャンル分けされないままの感情がごちゃごちゃ並ぶぼくの本棚
20
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まぽりん
色糸をひき結びたる舞姫のだらりの帯に桜みだるる
24
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卯月
授乳用クッションを買う傍らで万一のため記す遺言
5
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葵の助
「ご連絡」社用メールに見せかけて視線をデスク越しに絡める
4
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車男
「いいね!」してコメント書くは施設での健在しめす証の如し
12
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あき
あじさいを派手で綺麗とほめるひと碧い瞳をもつ異邦人
16
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みやこうまし
夜更かして読み書きをする日常に デイの朝の早起き辛し
24
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へし切
咲く花も散る花と知ることわりを思ひて己が生き様を問ふ
48
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小林道憲
さくさくと沓の音のみ響きたり 神遷るらし闇の静けさ
63
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大埜真巫子.
生活の やわらかい音 隣室の 幸福の匂い つたわってくる
21
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紫苑
ひととせを経りて変はらぬことのはに導かれつつ歌を詠みをり
16
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松本直哉
象牙色のクセジュ文庫を読みさして無明のわれに秋風ぞふく
7
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詠み人知らず
スプレーで殴り書きした壁面に誰かの慟哭息づいている
14
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桜田 武
夜の街のネオンに弾む日々遠く居間の灯で妻と飲む酒旨し
3
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紫苑
古伊万里のうつはに盛れば佳肴なれ浅く漬けたる胡瓜のやまは
13
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へし切
悠然とドンと構へたその背中いつも夢見た憧れていた
17
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恣翁
好きに生き 義父身罷りぬ 唐突に 蒸したる天に蝉時雨降る
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