千映のお気に入りの歌一覧
なつを
初秋の夜氣に包まれ想ふこと 明日は佳き日になりますやうに
11
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詠み人知らず
左手の薬指には幸せで肉にうもれたリングが見える
12
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矢車菊
幸せの意味はいつでも遠回り光のあとに音は届くよ
19
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へし切
ひぐらしのせつなき声の夕暮れにやがて枯れゆく吾が身を思ふ
34
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舞
妻の背の手には馴染んだ温もりに言葉にせぬも感謝ひと言
11
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コーヤ
雨降りて花木も草も息づいて涼し風吹く散歩する道
13
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水無月
我が庭の紅一点と咲く薔薇に止まる揚羽のお目の高きや
6
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只野ハル
呑みながら零時の時報聞いている日付変われど何も変わらぬ
17
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恣翁
真っ黒な肩怒らせし機関車の 貨車率ゐたり 虜囚のごとく
19
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詠み人知らず
だんだんと目蓋が重くなってくる 七時間ほど 天国へ逝く
17
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詠み人知らず
猛暑日のほぐれて久し風吹けば青き朝顔ほのぼの揺れる
22
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潮月繁樹
のど仏 小骨刺さりし あの日より 我が身となりて 増す痛みなり
19
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へし切
奥入瀬の沢のせせらぎ風の音 言の葉にのせ残暑見舞いに
22
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やん
真っ黒な 祭りの後に君と僕 火薬の香りだけにくるまれ
11
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都詩
日本語の我らの会話に入り来る見知らぬ人と話はずみぬ
14
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本能寺
嘘を乗せ 最終列車は あの人と プラットフォームをすり抜けて行く
15
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林林
戦中のミニエピソード語る伯父笑顔の奥に何を隠すか
14
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コーヤ
暑さなか老人パワーが花開きゲートボールの音高らかに
11
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詠み人知らず
忍び寄る秋の大気を拒む人 夏を偲ぶな 居座っちまう
12
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秋日好
勝ち戦祝い英霊ねぎらいて宮殿前に行進する軍
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