都詩のお気に入りの歌一覧
松本直哉
濡れいそぐあきのしぐれの雑踏にパストラーレのひとふしよぎる
4
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由良
オリンピックの旗手のように誇らしげ坊やは青い風船掲げる
9
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すばる
雨上がり傘を片手にクルクルと古い映画の俳優気取る
17
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詠み人知らず
悲しみを薄める粉を混ぜたから 母さん飲んで そして休んで
17
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栞
終電を逃すため飲む赤ワイン あとはあなたの一言を待つ
22
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浅草大将
立ち止まりふり向く時に雨足がはやくも夏を追い越してゆく
17
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詠み人知らず
琥珀色のグラスを透かし見る君は此処にはいない誰かを見てる
20
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紫草
ひとりきりかくも楽しき夕餉なり美しき色した紫芋むく
26
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詠み人知らず
さわさわとカーテンゆれる窓辺にて猫のぬくもり恋しい今宵
12
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もなca
逝く夏を知らせるように夕暮れの風がしずかに運ぶソナチネ
21
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東大寺
哀れかな 海は寂しき 色見せて 取り残されし 夏の日の恋
19
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東大寺
金色の 稲穂を刈れば 秋の日の のどかな風が 吹き渡り行く
21
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紫苑
日の名残り遮る黒きクレーンの先端にオリオンの星ひとつ
3
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車男
頼まれし原稿ひとつ書き終えてピアノトリオに緊張ほぐす
14
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灰色猫
弔いの 花束いつも 揺れている 徒歩一分の コンビニの角
18
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村上 喬
はしばしにふるさと色をにじませて弾けるような君のあいさつ
25
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ひじかた副長
確定の 灯り点りて 声上がる 悲喜こもごもの 写真判定
3
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紫苑
ジャズバーの扉漏れ来るサックスの「サマータイム」は「枯葉」にかわる
38
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紫苑
ふかみるのそこにまたたくともしびのあかきがゆゑにいざおちめやも
15
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村上 喬
秋の日の吐息もれたる束の間に柿の実うれてまた一つ落つ
22
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