赤俊雄のお気に入りの歌一覧
紫草
秒針は午前3時をかすりゆく不思議な羽音と心臓の音
21
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ほの香
やおよろづ精霊の棲むあの杜でこの身を濡らす月明かりの露
12
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遊糸
東京のことばで話すクボッチと食べるケーキは甘さひかえめ
4
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河のほとり
まれになる月夜は思ひかけじとてさみだれ晴れぬ空のむなしさ
10
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へし切
蛍舞ふ夏の夕さり愛おしく妹がたましい彷徨ふようで
32
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朝がお
うぶ声の澄んだ響きに秘められし小夜に明野に結びし未来
13
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詠み人知らず
ポスト見る見ないを決める水溜り粒の波紋のあるやなしやと
10
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詠み人知らず
見掛けより忍という字は危うくて心に刃忍ばせている
15
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つゆくさ
おもしろい!五七五七七その中に色とりどりの世界見えます!
8
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葉月きらら☆
指先で氷をくるりかき混ぜてウイスキーより濃い夜はじまる
20
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もなca
さわさわと降る雨あわく煙る街みなづきというやさしい響き
27
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奈月遥
つごもりの ほしもやくもに つゆしらず 水木にともる 翠月の螢
8
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紫苑
こゑもたぬ応へをせむとしたりしにルイボスティーのうすき血のいろ
8
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やひろ
五時限目 ベンチに足も投げ出して 梔子匂う中で書を読む
12
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関かなた
飛ぶ鳥と目の合いし午後飛び立てぬ我が羽が打つ残業報告
4
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虫武一俊
二千年前に誰かが生まれた日 きょうも豆腐に十字を刻む
13
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すばる
桃色の綿菓子買って喜んだ甘く柔らか幼い記憶
17
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もなca
散らかった思い出たちを整理して背すじを伸ばしたくなる四月
29
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もなca
「きさらぎ」の響きが好きと言うきみとたどる川辺の水面きらめく
36
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へし切
現世の誉と恥は影と身と分かちがたきと思ふて生きる
35
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