まがねのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
「秋の野に帰りたかった」とつぶやいた林檎のうさぎテーブルの上
16
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あき
かじかんだ指をあなたが掴むから六度七分で火傷をしたわ
51
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舞
ギヤマンの靴抱きしめた君がいて白馬に乗れぬ僕がいた夜
5
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falcon
泣きじゃくる弟なだめ帰る道幼き姉にコスモス揺れる
85
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卯月
たれもみな死の上に生をまとひをりうたかたの世に浮かぶパレード
15
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ゆべし
あーいやだ。さっさと死にてぇ 愚痴こぼすばあちゃん今年でめでたく米寿
7
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ゆべし
「女はね、年を取るのよ。誕生日」母さん、私追いついちゃうよ
5
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光源氏
くれなゐの涙にくもる名残月のちの世を思ふ笛の調べに
11
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紫草
月宿るさみしき夜の繰り言は 悟り顏した猫に聞かせて
18
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水上基
「満月がついてくるよ!」といつの世も子供の世界は天動説で
39
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白身魚
僕が君を守るよなんて言いながら害虫駆除の役目は私?
6
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たつかわ梨凰
何度でも汲み上げましょう哀しみの泉尽きぬも底の澄むまで
12
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たんぽぽすずめ。
丘の上の樹林の道に洗車後の白きマーチは真珠の如く
13
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みやこうまし
認知づま鏡も見ずに化粧する女の性の残り火燃すや
14
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緋色
ヤモリよりヤモリのことを知っているような気になるガラス戸の前
14
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氷魚
磨耗して消え行く星が呟いたどうかお気になさらずねむって
4
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氷魚
何でって訊かれたけれど誤魔化したあなたがすききな花だからすき
15
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光源氏
闇に生き闇に消え失す定めとて山辺に咲きたる花を愛でたし
12
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由良
これ以上誰も傷つけない為に涙の粒の先端は丸
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まるえふ
この瞬間返す言葉を探してる君が一番傷つく言葉
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