詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
葡萄の画 描けど売れねば 長閑けしく 其の果 葛に擲ちつべし
17
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恣翁
母の乳求めて ややの泣くごとく 甘ゆる猫の声 闇に聞く
16
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秋日好
色気とは獣化である虚飾よりミトコンドリアのパワー炸裂
12
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inosann
希望もてと病む人々に助言せる口調の重し講習の講師
17
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秋日好
女乗せイスカンダルが暴走を始める 男の有りようを問う
11
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秋日好
夜想曲ひとつ選んで届けたい君の心の反響欲しくて
20
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秋日好
金平糖ピンクのチューリップ、プリンとは二度植えない隣同士に
11
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秋日好
抱きしめることもできずに 響き来る弱気な母の声音の残る
22
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舞
ひや酒の憂さにも苦きひと時の酔いに逃げ寝ん今日という日も
9
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みろく
降り立ったホームの風が祝福でありますようにと銀の匙見る
17
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恣翁
神霊の 大空ゆ 地に降り来める 京都御苑の糸桜かな
14
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灰色猫
激動の昭和の歴史の短さを人差し指の幅で愛でる年表
20
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灰色猫
配給の米のひとつぶひとつぶが感謝であった平成の飢え
14
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灰色猫
恒星が死んでしまった太陽系銀河のひかりをひたすら浴びる
14
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灰色猫
孤独死のニュースを流す沢山の大型テレビがエディオンに並ぶ
20
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灰色猫
赤道のちいさな村にまっぴるま奇跡のように雪が降った日
14
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石川順一
山道に木の根の裸出凄まじき鳥のさえずり少し控えめ
11
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石川順一
十一句魂込めて詠んで居る桜の木の苔詠む場所にして
14
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石川順一
山桜全然咲いて居ないのに山の大木名札を付けて
11
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石川順一
リス園のリス脱走し山の木の穴から出たり隠れたりする
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