詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
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詠み人知らず
七つ釜 落ちては流れ 淵となる 玉水集めば 笛吹川よ
11
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詠み人知らず
入り際に 海人舟消ゆり 暗みたり 漁り火灯り 沖ほのかなり
6
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詠み人知らず
うたた寝に 稚児探りたり 母の胸 母児揃ひて 夢の舟漕
6
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まあさ
新しい 教科書を開く 瞬間に 飛び出してくる 未知の妖精
19
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吉野 鮎
鶯の啼く朝の空いろ淡く白木蓮の花影に透く
9
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吉野 鮎
香りくる花の在り處を尋ぬあさ白木蓮の空めざす花
11
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inosann
店員が客の落としし焼き立てパン笑顔で取りかえゴミ箱に捨てし
14
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吉野 鮎
葬列に向ふ宵道薫りくる街燈てらす白沈丁花
7
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千映
散りばめた裳裾に桜華やかで演歌の歌詞が色気を添える
13
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秋日好
カタクリの亜種咲く庭で有終を飾る椿は見向きもされず
19
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秋日好
麻レーヨンナイロン絹を水底に残してＭＥＮは濡れたまま立つ
12
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舞
咲きてより散るを覚悟の桜かな卯月ひと夜の雨優しかれ
14
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秋日好
苗届く鉢に入るを待っている背を向けるには余りに儚い
11
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みろく
麻はしゃり レーヨンてろん ナイロンつるん 木綿の君は絹を夢みて
17
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鴎
手に出来ぬすべての夢が今も尚あの日のままで息づいている
8
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千映
無駄遣いいわれることも多くある無駄の中から元気飛び出る
15
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灰色猫
一つづつ心にボタンを嵌めるよう私は病に鎧を纏う
23
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灰色猫
理想とはかけ離れてた君だけど恋の魔法が理想にさせる
23
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灰色猫
洞穴にもののふひとつ躯あり刀抱きつつ骨と化しつつ
18
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灰色猫
片思いしているときの心臓がすももであることの酸っぱさ
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