絮谷新のお気に入りの歌一覧
己利善慮鬼
純朴な少年の我は髭を剃り鏡の中に黄昏を見る
2
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己利善慮鬼
長靴の中から空を見上げたら思ったよりも澄んだ青色
3
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己利善慮鬼
祖父宛に届く手紙の封蝋を燃やして歌を詠むぞ寂しき
4
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己利善慮鬼
松の葉の垂れ下がるかな三限の横顔を見て燃える夏の日
4
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月虹
何事もなかったように目を閉じる夏日の夜の恋はかげろう
63
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コーヤ
心地よい香りの先に行きつけば凛と立ちたる山百合の群れ
18
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恣翁
縦横に往き来る舟は 天水の間に はろばろ没しゆくめり
18
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沙久
マスカラが 落ちたのならば 塗ればいい 上塗りはできぬ 人生の中で
13
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リクシアナ
美少女がメロディ・フェア靡かせて大人になったふりをする初夏
16
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千映
今日はねちょっといい女でいます夕暮れまじかアホなメールを
7
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月虹
きっと同じ月を見ていたせいだろうロマンチストの夜は浅くて
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優器ルミネ
朝四時の一人ぼっちのランニング誰より早く富士山を見た
17
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千映
床に伏し辛いと思う日々続くテッセン八輪元気に咲いてる
16
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沙久
待っていた未来がどんな魔物でも 「飼い慣らせ」なんて小癪な伝言
11
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美津村
背の低きをとめをほめて言ふ母に我は視線をそらしてゐたり
5
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美津村
楽な暮しはできぬと言ふ時少女の瞳大きく動き我を離れず
6
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美津村
郵便車の曲り来る道光りつつ城跡の坂に降る細き雨
8
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沙久
墓場まで この片想い 持っていこう 「今日の終わり」にやってくる君よ
12
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恣翁
誘蛾灯 淡き青田を吹く風は 水の薫りを運び来にけり
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宴
かなしみを知っているでもないくせにじっと夕陽を見ているカモメ
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