蔓葵のお気に入りの歌一覧
松本直哉
こころなきやまの風かな吹くからに薔薇の花々雪と散りぬる
2
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芳立
あてもなき旅にしあればくさまくら夕はいづこの骨と埋もれむ
4
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夕夏
うたのわのにわのかだんにはなのさくぜんせんあるやさくらのように
5
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さかさまぼこ
崖かけて滝のごとくに咲きなだれ紫煙る山藤の花
10
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西村 由佳里
けんめいに今日も過ごしたはずなのにみそひともじが浮かんでこない
3
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うすべに
あの人を待宵草のはかなさは ひとよ明かしてしぼむ花びら
8
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舞
吾れもまた寂しかるべしチューリップ一輪のみの荒れ野へと咲く
7
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夕夏
よみづらきかんじでよんだかなたんかえずらよきかなかんじむずかし
5
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松本直哉
難波江の蘆のかりねの夢のあと天を摩す墓碑ひしめき立つも
4
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滝川昌之
青さ増す皐月の空のすぐそばで手ぐすね引いて待つ雨季の雲
18
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つちだゆういち
平成の陛下に詠う歌御会あの日なければ和歌に出逢わず
10
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まぽりん
平らかに真幸く成れと祈るらむ君が心を千代も継ぐべく
26
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まぽりん
藤波の影を宿せる池の面は緋鯉の背にも花ぞ散りける
33
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安芸大輔
葉桜の木陰に積もる花屑は下草の着る桜衣か
18
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灰色猫
筍をひとつ掘るたび母を呼ぶ赤子の声が響く竹林
22
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へし切
風かほる五月の山はさみどりに衣かへたりはつなつの色
17
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へし切
春くれて山はほのかにあさみどり色をうつして咲ける卯の花
26
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へし切
降りやまぬ雨はなきとて世の中の身を知る雨に今日も泣き濡れ
19
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松本直哉
かずしれぬつぼみほころぶあぢさゐのつゆわすれじよひとのおもかげ
3
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松本直哉
ことばなどおぼえなければよかつたな薔薇咲きほこる庭にたたずむ
3
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