赤俊雄のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
生涯に50数トン摂る水は 5cc掛け10の7乗
9
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桜井凛香
コンタクトレンズを脱いで君をみたい裸眼で焦点合う近距離で
7
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恣翁
刺青のごとく 湯の面の松の葉の 湯上りの腕に貼り付けるかな
14
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詠み人知らず
散り急ぐ凌霄花ひとひらを白磁に浮かべ明日を紡ぐ
6
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只野ハル
雨の日の介護者の濡れて行く寄り添い歩く杖と傘になりて
11
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cherry
怒るときまずは詠んでみたらというけれどゆるりはどっかんに負けちゃうの
4
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cherry
一瞬のこころの揺らめき解き放つ不思議な呪文ね三十一文字
6
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もなca
見せられぬ手紙しずかに差し込めば過去も刻んでゆくシュレッダー
23
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もぢずり
天の青とふ名の朝顔青年の死のごと開き切れずに残暑
4
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詠み人知らず
思考とは微弱電流周波数 それが疎通の物理と決めた
10
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恣翁
掌に掬ひつる湯を 透かすがに見入れり 顔の高さに翳し
18
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詠み人知らず
馬刺喰み眉間に皺を寄せるのは 幸福センサ感度が高い
12
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灰色猫
青春に 作りし図書館カード 紛失し 言葉を狩られたようで くやしい
10
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紫草
怒るのも嘆いてみるにも力要りパワー不足な穏やかな日々
23
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衣良
十代が背の羽根をぐんとはためかせ にへら と笑って飛ぶ空の青
2
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桜井凛香
「わたし」という言葉がなかった昔にはわたしとあなたの区別はなかった
6
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すばる
いつまでも手紙の返事来ないのはきっと食べてる山羊座のあの子
30
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聴雨
墨の香をほのかに纏ふ筆とりてゆく六月の風をしたたむ
26
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あまおう
この月は ひとしく皆に甘いから 勘違いして酔いしれていく
27
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紫苑
降りしきる雨のきこえぬまなうらにふはりとひらく黒きスイレン
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