桜田 武のお気に入りの歌一覧
へし切
年ふれば 世は常ならず うつせみの借れる身なれば 何惜しむらむ
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灰色猫
人間を生きてきました戦場へ案内される狂気の日までは
11
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灰色猫
案内はもう要りません人生は私のための旅なのだから
14
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コーヤ
まだ咲かぬ 桜並木の 散歩道 笑顔花咲く 言の葉が舞う
7
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コーヤ
桜咲く しだれ枝揺れて 花が舞う 京の舞妓の 舞いが重なる
7
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滝川昌之
根元すぐの小枝に弱き一、二輪 恥じ掻きっ子のごとき桜よ
16
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滝川昌之
送別の握手も出来ずコロナ波にスキンシップは今、難破船
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へし切
夢にのみ あひ見む人の恋ひしきに 暮るる夜ごとに思ひつつ寝む
17
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へし切
ため息を ひとつ ポケットに押し込んで 歩みてゆくかコロナ禍の道
13
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ななかまど
放したる言葉が一人歩きをすクロッカスの黄ひと日が終わる
10
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ななかまど
寒あけの雨が畑に染みゆけば春のこころはせわしくなりぬ
13
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横井 信
花の香にひとりはぐれたムクドリのそっと見上げる春の青空
12
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葛城
世を生きる身は年々に長く在れど誇れるやその生き樣たるを
9
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葛城
ひた走る車輪の音も身の搖れも眠氣を誘ふ春日向かな
12
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灰色猫
流星は地球へ向けて宛てられた情熱的な手紙のようだ
11
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名鈴
生活の 豊かにならば その暇 風流めくは 理ならむ
13
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名鈴
英雄の 長き船路の 物語 難儀の末を 確と見果てむ
12
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名鈴
群竹の 最中に生ふる なよ竹は 縦し撓よるとも 世にぞ立つべき
11
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ななかまど
疫病の退散あれば声高に春の坂道駆けたきものを
10
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滝川昌之
「対面で飲みたいです」と子に言われ同じセリフを仏壇に置く
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