KENのお気に入りの歌一覧
ながさき
裏山の 竹山の竹 静かなり いつまた起きて 暴れだすやら
10
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滝川昌之
六月の雨を見上げて動けない軒下の濡れた犬の臭い
16
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うすべに
せせらぎに笹の雨音 風やんでほたるを追った遠い夢の夜
9
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横井 信
ドタバタと続く会議も答え無く夜には晴れた梅雨のいち日
9
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舞
サッポロに豊平川の瀬音のみカムイユーカラ語り部は消え
9
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舞
雪色の名残のような柳絮らの戯れて飛ぶサッポロの街
10
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うすべに
雨もよの曇りぞらでもにぎやかに 昇るうたごえ元気ふりまく
8
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横井 信
水無月の畑に注ぐ真っ直ぐなひかりを受けて夏になって行く
14
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茂作
蕺草の十字の花の悲しけれ 手に閉ぢ込めた昔の記憶
15
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滝川昌之
ユトリロの白を真似した梅雨空の所々に効かす鈍色
14
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さいおん
叢雨 亦巡来 束間 立待月乎 見者清毛
15
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へし切
この花にやむ雨あろうはずもなく かなしき女の沙羅の木の花
13
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ななかまど
ダム破壊あってはならぬ悪徳にウ国を愁い聞く遠蛙
10
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蔓葵
水の面はやがてみどりのますかがみ早苗にくもる夏の夜の月
11
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蔓葵
訪ふ人も絶えてひさしの蜘蛛の網のかかる恋こそくるしかりけれ
11
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舞
滴りて雨は音無く吾の背に枯れゆく花に優しげに降る
12
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うすべに
重たげなこくびかしげて問いかける そぼふる雨にうすい青空
9
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滝川昌之
賽の目で進むが如く人生は一歩一歩も飛び級もあり
16
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茂作
肩なめて學びし友は今は亡し 思ひ出話だれか語らん
14
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へし切
しあわせな人が 幸せ また他人を しあわせにする 持ちつ持たれつ
10
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