赤俊雄のお気に入りの歌一覧
朝がお
墨と香のやわき文字の連綿はほつれて解く愛の折り絲
11
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みやこうまし
紫陽花の花玉も萎え緑立つ葉の夫々が雨に応えぬ
19
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cherry
生命と入力したら保険と予測そんな歌は、思いつきません
6
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七瀬
深めゆく心の糸を編むように つむぐ指先君への想い
10
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秋日好
思い出にするには早い録画した待宵草のほどける瞬間
9
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灰色猫
あの月と繋がりたくて真夜中の ジャングルジムのてっぺんに立つ
65
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桜井凛香
天と地のあわいで燃える花たちに水をやるのがわたしの役目
8
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みなま
ニジンスキーもかくやと頭仰け反らし絡まり掴む瓜の芽の先
9
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詠み人知らず
摘む人と咲く花の立場違えども いずれ自然のなかのできごと
13
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聴雨
散りいそぎ天を仰げる白むくげ糸撚り落つる雨を掬びて
24
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みなま
雨の夜アゲハ一頭ベランダの瓜の葉陰に どうぞそのまま
12
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みなま
ここにあるものを愛してやわらかな雨の降る夜に深く息する
19
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みなま
硝子越し雨粒の描くタブローに色おいていくラジオの声が
6
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ふきのとう
七月の激しき雨によみがえる土砂の流るる市街地なるを
12
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詠み人知らず
吾の前をつんつん歩く野鳥にも 母があるらむつんつん歩く
15
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cherry
うらやましい・・子供はすくすく上に伸び私はのびのび横広がり
7
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河のほとり
夜半にふと思ひ出てたるおもかげもはかなき闇にきりぎりす鳴く
12
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紫苑
あまやかな繭をやぶれば火のなかに紡ぐいのちのひとつありけり
21
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恩田
想い出がいつまで経っても綺麗なのはきっと綺麗にしまえたからだ
13
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あき
冷凍庫あけたわたしを打ちのめす顔のみえないバニラ泥棒
18
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