千映のお気に入りの歌一覧
舞
風吹けばいささか寂し秋の暮れ枯れゆくもみじ葉音かそけく
13
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野々花
朝露に濡れて艶めくもみじ葉の紅より紅き恋する心
13
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大さん
ロザリオに祈りを込めて船を待つ あの人はもう帰っては来ない
15
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舞
子の知らぬ山河もあるや黙しつつ母語りたる父の写真と
13
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光源氏
うらぶれて涙にそぼつ須磨の浦しばし今宵は千鳥鳴くなる
16
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雪柊
君が今 生きてる証 欲しくって小さな胸に そっと耳あて
18
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へし切
移りゆく 時は誰にも等しくて ときに優しく ときに哀しい
22
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大さん
あかあおと かおいろみたい おもしろい あまいなぞなぞ ちゃいなまーぶる
6
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林林
間引きした細身の大根 愛しくておいしくなぁれ 浅漬けに揉む
15
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只野ハル
階段を上りながら考えた老いれば二階に行けぬ日来ると
13
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秋日好
あちこちのほころびちくちく縫い合わせ幕を閉じてく秋の庭園
15
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詠み人知らず
ねぇ君の入院パジャマ素敵だね そんな話で 泣きそうになる
18
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野々花
日々毎に弱りしつるを剪定し頑張り称え液肥のご褒美
6
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睦月くらげ
扇子持つ芸妓のような老木の枝先反りて湖面に届く
6
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詠み人知らず
美女ふたり カウンターに肘をつき スプーンで牛丼 しばいたろうか
12
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詠み人知らず
一様に北へ流れる雲たちを ただ呆然と 眺めていたよ
14
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恣翁
いつまでも 日の目も見せで横たはる 心の涯の我が地平線
17
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詠み人知らず
人間の重箱の隅をこさげたら 小さいけれど 善意があった
15
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もり
逢瀬とは飲み尽くすもの酒の会手帳に記す強張った文字
13
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夢士
野に在りて時の移ろひ拾ひ來ぬ目に入る花に秋の風吹く
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