桜園のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
歳ごとに小さくなりしランドセル 頬笑ましくも哀しくもあり
10
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半格斎
瀬の音も日毎清しき米代の岸の柳の芽もふくらみぬ
18
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半格斎
羽ばたきの音一段と強まりて聲に寄せてやこはくちようかな
14
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詠み人知らず
とめどなく 溢れる涙 胸に落ち 届かぬ空を 希釈してゆく
9
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詠み人知らず
おいでよと右手差し出す君を追う我を散りゆく桜が見てる
7
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恣翁
何時ならむや 先祖の墓参の適ふ日は 郷里振り返り 声呑みて泣く
21
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さる
五分咲きのさくらの枝を売る店になぜか涙をこぼすわれなり
14
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ゆうくん
桃の花 春のみに降る 雪がいま 旅立つ乙女の 街を染めゆく
3
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ゆうくん
桜咲き 君が旅立つ 道はいま 春の渚の色に光りて
3
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紫苑
あまたなる洋灯の空を指せるごとほの明りつつ白木蓮ふふむ
10
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光源氏
香ぐはしき花の衣につつまれてカクテル越しにゆらく少女子
11
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光源氏
馴れし夜をまたも重ぬる色衣くらぶの山の宿の梅が香
13
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七色コイン
大和歌うたう僕らに希望あり 毘沙門天が僕ら見ている
7
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詠み人知らず
お互いに日々少しずつ老いながら 行ってらっしゃい お帰りなさい
112
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詠み人知らず
早い朝自販機はまだ耿々と 陽に優ることを誇るがごとし
10
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風蘭
ありがとう小さな私のできたこといつも見つけてマルしてくれて
15
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河のほとり
物思ふ誰をかまたも訪はむ宿去る風に比ふ梅が香
8
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白亜
音楽を贈りあおうよ たましいがすこし軽くなる音をつなげて
10
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詠み人知らず
年老いた祖父母が食後に飲む薬 見ぬ間に増えて ざわつく心
10
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恣翁
臆病で怠惰な君は 閉ぢ籠もる 居室の中の探検家なり
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