KENのお気に入りの歌一覧
うすべに
楽しげに林をぬけてしゃぼん玉 こどもの声にくちなし香る
12
もっと見る
杜鵑草
おきぬけのさやけきかをりみちみちて今朝咲きそむる梔子の花
11
もっと見る
横井 信
台風の残した風に水張り田の早苗は揺れて夏に伸びてく
11
もっと見る
滝川昌之
背を丸め酒をすすれば似てきたか死んだ親父の歳に近づく
14
もっと見る
茂作
行き過ぎた嵐は晴れて倒れ伏す 馬鈴薯の葉に夕日照り映ゆ
19
もっと見る
へし切
気持ちよく思うがままに 生きたいな 置かれた場所に咲く花のよに
13
もっと見る
ななかまど
しとど降る長月の空は底のなく晴れぬ思いの雨しずく花
16
もっと見る
灰色猫
蜜蜂の生まれ変わりであるという人からもらう林檎のめしべ
9
もっと見る
灰色猫
缶けりの缶が楽器であるなんてなんて自由な音楽だろう
12
もっと見る
灰色猫
冷め切ってしまった夢を抱きしめる温めないと生きていけない
9
もっと見る
茂作
ますますに時の早きと思ひけり きのふ正月けふは水無月
17
もっと見る
ななかまど
透きとおる小川の底ゆメダカの子産みだすような梅雨晴れの朝
16
もっと見る
横井 信
生活を作り出してる工場のしずかにひかる植木の若葉
12
もっと見る
舞
苦き酒呑みては眠る行く旅の仮の宿りの独り寝の夜半
10
もっと見る
へし切
思ひ寝の夢の枕にかヘリ来ぬ 妹が袖の香にほふたちばな
15
もっと見る
ながさき
竹山が ヒップホップを 踊りだす 前後左右に 渦巻くように
12
もっと見る
滝川昌之
山肌の紫陽花たどり頂の阿夫利神社へ急く梅雨の雲
17
もっと見る
うすべに
寝しずまる月もかくれた雨の音 ほそい鳴き声はやくお帰り
9
もっと見る
恣翁
森閑たる夜のしじまを 縫ふ雨の 軒を打つ音 冴え返るかな
11
もっと見る
茂作
高千穗の峰の社を人問はば ただ神の代のままとこたへよ
12
もっと見る
[1]
<<
47
|
48
|
49
|
50
|
51
|
52
|
53
|
54
|
55
|
56
|
57
>>
[593]