由良のお気に入りの歌一覧
山桃
空模樣ときてみよとて謎染のころも一衣を頭に被けたり
5
もっと見る
浅草大将
廃屋に春をとどむるカレンダーいまだ昭和は遠くならざり
8
もっと見る
恣翁
皺寄りて 白く彩へる 紙屑は アスファルトに咲く 冬薔薇かな
27
もっと見る
浅草大将
武蔵野に草のゆかりの春は来てむらさき匂ふ今朝のあは雪
21
もっと見る
螢子
いつの日か使はむとしてメモ帳に気になる言の葉綴る今日の日
7
もっと見る
ケンイチ
根を張れば好く過ぐ一時の日々なれど風は止まずに道は絶えずに
5
もっと見る
詠み人知らず
ひらがなでうたをよんだらあたしかてやさしそうやとおもてもらえる?
19
もっと見る
庭鳥
泥水に足を沈めて白鷺は餌を掻き出す寒風のなか
14
もっと見る
じゃこ
天城越え唄えるようになりたくて眉間にしわを寄せる練習
6
もっと見る
ケンイチ
青醒めてゆく雪道に木は闇を秘密のように抱き聳えつ
9
もっと見る
螢子
城山の雑木に積もる雪模様翁嫗の共白髪かな
5
もっと見る
螢子
人として認めてもらいたかっただけ物体としてみる君の眼に
6
もっと見る
浅草大将
あの頃のように夜明けの街へ出て見損ねた夢探して来よう
8
もっと見る
まるたまる
つやつやの弦の響きに包まれて今宵のミューズは人魚を歌う
6
もっと見る
山桃
雨風の空清めたり里山の尾根筋きりと鮮やかに見ゆ
4
もっと見る
久哲
明日もある海に浮かんだ一枚の言葉に宿る少しの力
3
もっと見る
卯月
毎日が記念日である この子には全てのことが初めてだから
6
もっと見る
浅草大将
恋ゆゑに厚き氷も千端破る神こそ渡れ諏訪のみづうみ
8
もっと見る
まるたまる
音を立てぴしゃりとドアを閉めたのに だれかの胸で一分だけ泣く
32
もっと見る
螢子
我もまた努力型ぞと言われたり矛盾している三日坊主に
5
もっと見る
[1]
<<
47
|
48
|
49
|
50
|
51
|
52
|
53
|
54
|
55
|
56
|
57
>>
[57]