ミミンガのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
赤色のよだれかけには名が書かれ園児のようなお地蔵様よ
17
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恣翁
麦秋に 微雨肌寒き奥の庭 人訪れで 柳垂れたり
17
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舞
ゲート開き飛び出す馬のゆく如く電車いでたつ男らの群れ
14
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恣翁
神木の桂の青葉 髪に挿し 吾子 初めての神輿担げり
27
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へし切
風に聞く雲の行方は知らねども天に従ふ命なりけり
34
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へし切
見晴るかす武蔵野の原 雲消へて 風吹きわたり およぐ鯉かな
25
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詠み人知らず
あるじ亡き家の庭には草が生え猫が住みては子も産まれたり
23
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穂浪
初孫に祖母の眼差し柔らかく遠い記憶の母と重なる
11
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風花
満員を押し込む我も押し込まれ詰め放題の電車に乗れり
16
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寧々
あちこちに驅けたる子らのたんぽぽの黄色のやうな帽子が跳ねる
15
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寧々
和やかな色殘したるテーブルにふいと置かれた別れのことば
10
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詠み人知らず
気がかりは私が逝ったのちなのと愛犬クロを撫でる老女よ
19
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詠み人知らず
できたての肉屋で揚げたコロッケをその場で食べる親子やカップル
13
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詠み人知らず
字が書けぬ 祖母が遺した 文字もどき カタカナらしき アリガトウかな
45
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悠々
はつかしき日々をかさねて迎へたる 古稀といふ朝ただ有り難し
34
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詠み人知らず
夕暮れに母に聴かせる子守唄心に沁みて涙ながるる
20
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灰色猫
あの月と繋がりたくて真夜中の ジャングルジムのてっぺんに立つ
65
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穂浪
チューリップ見つけるたびに幼子は「アイタ、アイタ」と歌うたう
9
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林林
母は逝く私の到着五分前まったく一人でみずくさい人だ
27
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己利善慮鬼
氷雨降り靴に抱きつく桜花儚きままに持ち帰ろうか
15
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