千映のお気に入りの歌一覧
コーヤ
娘ごの微笑み見せる山茶花の静かに揺れる姿見つめり
15
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只野ハル
日曜日車椅子二台はあれど一人で押せずに家にいる日
20
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雪柊
思想には讓れぬ正義がありとても命に勝る正義は在り得ず
15
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詠み人知らず
一年を隔てて父が集めたる 正月にさえ 帰らぬ家族
23
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灰色猫
一斉に 裏返される 答案用紙 文字書く音だけが 静かに響く
22
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詠み人知らず
一年で薄くなったか胸板を 被う木綿が 余って揺れて
14
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桐生賄
今朝早く 飾った仏花 出来悪く 下手さ呆れて 仕事進まず
12
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もり
あんぱんはうまく二つに分けられずおおきいほうがいつもあのひと
9
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衣良
油性ペン あの日メモした手の甲のインクが滲んで傷む細胞
8
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都忘れ
わが料理 黙々と食らう この夫美味しいの言葉 君の辞書になし
5
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へし切
現世に生きゆくことの 快 不快 こころの空にかかる雲かな
23
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詠み人知らず
葉の落つる季節はいつも寂しくて我の心に隙間風吹く
9
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夢士
侘助の咲く花便り手に取りて別れし人の面影偲ぶ
17
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大さん
砂浜に君の名前を書いてみる 波に消えゆく事を知りつつ
24
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秋日好
日に日にと細くなりゆく元結ひに顏を顰める霜月の朝
15
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秋日好
「週末に半植え花壇を残せない」意地という名の職人気質
12
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野々花
草々で結ばれし女の手紙にはどこか淋しい花の香がした
10
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詠み人知らず
穴のあく心に温もり欲しいなどこの頃思う冬枯れの街
20
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野々花
冷たさを堪えきれずに泣き出した少し遅めの秋桜の花
12
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ながさき
生きるとは 生涯かけて 学ぶこと 何歳であれ 遅くはない、と
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