柊+のお気に入りの歌一覧
ななかまど
忖度は霞が関の固有種や言葉は育ち枯れるものなり
10
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横井 信
里山にそっとたたずむ山寺を風は抜けてく竹のささやき
12
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音弥
薫風に青葉も盛る黒柿のそよぐを肴に呑むか昼酒
10
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桃山
無理やりに気を引き立てて雨の朝人生に二度ない今日を生きる
12
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あぶく
ひとり寝の私をわらう三日月のかたちに剥げた赤いペディキュア
14
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音弥
わたつみの底に沈みてナンガラは人道連れに浮上せずなり
11
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横井 信
ジョギングで流した汗にかわず鳴くみどりの揺れる初夏の田園
12
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滝川昌之
洋食屋 学生街にまだあって老けた俺にも大盛りを出す
26
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御宿川蝉
鶯に和して啼くやは ほととぎす 皐月待つ間の声音おさなく
10
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御宿川蝉
中天に 七色の暈現れて 樹々の若葉に 一陣の風
13
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横井 信
鯉のぼりじっと見つめる青空の飛行機雲を横切るつばめ
15
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へし切
花水木はや咲き初めて世の中は時知り顔に夏の色なる
16
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ななかまど
躓くという字を作る足と質やはりそうかと転びし後に
11
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横井 信
風に乗る出会いの調べ雨に耐え入学式をいろどる桜
14
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KEN
青い鳥 いづこに鳴くと さまよへば 櫻散る散る 地に滿ちるかも
13
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横井 信
溜池の水面を覆う花筏 よどむ四月の心のゆらぎ
16
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さいおん
盛りなる 桜の花の 行く末は 春の限りに 及ばぬものを
10
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へし切
亡きにつけ花の姿に偲ぶれば古る歳ごとに恋ひまさるかな
21
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恣翁
ぼんやりと 全てを包み込むやうに 春は 雨さへやさしかりけり
15
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ななかまど
ピアニシモは春に芽吹きし青い葉をやさしく叩く位の雨よ
12
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