KENのお気に入りの歌一覧
横井 信
水無月の畑に注ぐ真っ直ぐなひかりを受けて夏になって行く
14
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茂作
蕺草の十字の花の悲しけれ 手に閉ぢ込めた昔の記憶
15
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滝川昌之
ユトリロの白を真似した梅雨空の所々に効かす鈍色
14
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さいおん
叢雨 亦巡来 束間 立待月乎 見者清毛
15
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へし切
この花にやむ雨あろうはずもなく かなしき女の沙羅の木の花
13
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ななかまど
ダム破壊あってはならぬ悪徳にウ国を愁い聞く遠蛙
10
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蔓葵
水の面はやがてみどりのますかがみ早苗にくもる夏の夜の月
11
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蔓葵
訪ふ人も絶えてひさしの蜘蛛の網のかかる恋こそくるしかりけれ
11
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舞
滴りて雨は音無く吾の背に枯れゆく花に優しげに降る
12
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うすべに
重たげなこくびかしげて問いかける そぼふる雨にうすい青空
9
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滝川昌之
賽の目で進むが如く人生は一歩一歩も飛び級もあり
16
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茂作
肩なめて學びし友は今は亡し 思ひ出話だれか語らん
14
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へし切
しあわせな人が 幸せ また他人を しあわせにする 持ちつ持たれつ
10
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灰色猫
田んぼ産ミジンコさんが庭先の睡蓮鉢でクローン祭り
8
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灰色猫
「音でなくエネルギーを聴いている」ギタリストが持つ言葉の深み
13
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灰色猫
いつの世も秩序の外から破壊者となって生まれる叫びがなければ
8
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ななかまど
トンネルの出口は見えず見守るしかなしと思えど平和の遠く
14
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杜鵑草
遣る方もなく身を雨にことつけてせきかね落とす雨垂れぞ我
10
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横井 信
夏めいた早苗田を歩く白鷺のそっと差し出すゆるい足どり
13
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舞
朽ちてゆくこの身ひとつを持て余す青葉に吾に夏初める風
10
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