千映のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
包丁を一日振っていたような 気のせいだろう 休日ひとり
8
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詠み人知らず
誕生日おめでとうのメールだけ そんな乾いた 関係になり
19
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うめ
秋の日のカーテン越しの陽だまりでひとり伸びする猫になる午後
23
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舞
霜降りて朽ちゆくままの枯れ葉らに埋もれて消えん君を抱きて
13
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白黎
生命を真白くしようとする君と交わす会話は朝の森のよう
6
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みやこうまし
メガネ掛けホチョウキをはめイレバはめバイクで駆けるハメハメ大王
13
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恣翁
置く霜に響きて 鳴ける鹿の声 山の端の月 凍てさせつらむ
20
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灰色猫
焼き芋を ふたつに割って はんぶんこ 大きいほうを くれる温もり
30
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コーヤ
カメラ手に集う人群れ散りゆきて寂しさ誘う秋の夕暮れ
18
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へし切
争いに命を失ふなき世なれ君の未来に希望あれかし
24
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詠み人知らず
人は皆誰かの涙に助けられ吾の涙も誰かを掬う
18
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詠み人知らず
最大の敵が神だと知ったとき カミさんだけが 味方になった
20
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林林
じっと見て 顔近づけて また離し 踊る少年 笑う赤ちゃん
16
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珠海
呼び込みかまたは営業妨害か居酒屋の前鎮座する猫
15
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林林
受話器置く涙が胸につっかえる家を飛び出て自転車を漕ぐ
17
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へし切
いろいろに身過ぎ世過ぎは草の種 辛き憂き世も明日はあるさ
23
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林林
水に差す長ネギの根は育ちゆくゆっくり頭を光のほうへ
21
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野々花
控え目な母の一生例えたる枇杷の小花が葉陰に匂う
16
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灰色猫
幾つだろう 確かに其処に 在ったのに 見出せなかった 美しさたち
27
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うめ
なにゆえに生まれてきたか知らねども人を殺めるためでないはず
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