蔓葵のお気に入りの歌一覧
うすべに
たそがれの琵琶の音嫋と晩い夏 紺のゆかたに夕顔の咲く
12
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松本直哉
あらざらむこの世のほかの花野にも咲きやしぬらむ曼珠沙華のはな
6
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萱斎院
うたたねにきみを見れども片敷きの 夢とも知らで目覚めつるかな
8
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横井 信
真っ暗な秋に夜道へ歩き出す虫の音のせて揺れる秋風
12
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へし切
夏暮れて空にわき立つ雲消へて野辺の草葉も色かはりゆく
15
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横井 信
故郷の夜道を照らす月光にまばらに揺れる白百合の花
14
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ななかまど
夕立を降らせし雲の泣きやみて芝生にみどり一歩踏みだす
9
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へし切
手のひらに蝉の骸を見つめては命を思ふ残暑の日中
20
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舞
ひと替わり街変わりゆくふるさとに鈴虫のなく盂蘭盆会かな
9
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松本直哉
ゆふぞらにはつかに見えし半月のおぼつかなくも思ふころかな
5
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寝惚亭奥地新吾
夏の夜の人恋しきに堪えずして街を歩けば深まる一人
5
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滝川昌之
では後はお任せしますと妻は退き旧友たちと夜を更かしゆく
18
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舞
枯れ野ふく風となりたや行く先ははぐれ雲ゆく大空の果て
10
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愚と楽
その今を鮮明にのこす残酷に 永遠に輝くセミの待ち受け
4
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千葉 甫
遠くから見つけてくれて手を振ってくれた幸せあったあの夏
7
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ななかまど
にわか雨止みし後には涼風が窓を通りて命うるおす
9
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うすべに
盆帰り 雲の早さに急かされて 送り火も見ず乗り込む列車
5
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横井 信
足ばやに流れる雲の影ひとつ実り始めた稲穂の重み
16
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へし切
さわやかな風に戯れ 秋茜 厳しき残暑も季節は移れり
18
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松本直哉
たぎつ瀬に逢合橋のなか絶えてぬれにぞぬれしわたるすべなみ
7
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