詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
紫草
気怠さと疲れを乗せて暁闇の各駅停車に揺られて行けり
15
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村上 喬
夕立の街を駆け抜け少年は夏のなごりを轍にのこせり
49
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みなま
オペラとかクラシックを楽しみに繰り出す日々があると好いのに
9
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村上 喬
筆洗のにごりし水面に目をやれば猛暑の空に雲の伸びゆく
13
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日向猫
猫じゃらし エノコログサの青い穂をなんとはなしに摘んで振り行く
17
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みやこうまし
落差増す夏の日陰の目にしみて大き木群れの暗きにもぐる
12
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律
はためいた 白いシーツのその向こう 夏空をゆく船が見えそう
4
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村上 喬
ざらついた果実の皮など脱ぎ捨てて駆け出していく八月の海
43
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村上 喬
逢いたさに熟れた苺を頬ばれば仄かに君が匂う街角
21
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紫苑
流し目のラファエロにくし早春のパリの匂へるルピシアの茶に
6
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みやこうまし
青春の心は常に起爆剤老えど消すまい煩悩の火を
14
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村上 喬
強がりを言い合う度に寂しさは降り積もりゆく愛しさの上に
38
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おおしまゆきこ
青空に積乱雲をつみあげて記憶の奥の遠雷を聴く
17
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村上 喬
いつの日もいかなる日にも微笑んで風に吹かれる向日葵がいい
15
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みなま
遠い日に湖畔彩る百日紅憧れるまま 未だ戀もせず
13
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村上 喬
街を行く群像の中群像の要素としての僕の存在
8
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紫草
哀感を抱きしめ夜を乗り越えていまいましきはこの青い空
24
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村上 喬
仮定法過去完了のこの恋に寄り添うように潮騒が鳴る
14
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みやこうまし
蝉の声いまだ聞かない御所の森 出番気になる夏の本命
15
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あまおう
正確にスマホは雨を予測して、きみの事にはさっぱりである。
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