ぜんまい時計のお気に入りの歌一覧
ななかまど
カーソルのごとく縦横動きたる花苗抱えてガーデンの妻
11
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へし切
美しきものこそあはれ 雪月花 四季をりをりに移ろひにけり
10
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舞
緑葉も濡れて新たに五月雨のアイヌモシリにリラ萌える頃
7
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茂作
諦めて今日は會へぬと知りながら もしやと思ふ女心は
12
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うすべに
透きとおる緑のゼリーの風に揺れ 実をふくらますだいこんの花
5
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滝川昌之
聡明な女性は奇麗だけどでもちょっとおバカは凄く可愛い
14
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ななかまど
限りなき欲望のため振りまわす二酸化炭素という鉄槌
9
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KEN
百年と持たぬ夢また押し上げて みずき萌ゆかも風乱ふ街
10
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へし切
晩春の木暮れまぎれに見過ぐしし花やまぼうしその色しろし
13
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舞
いつ頃か母さしくれる傘をうつ音美しと知る時のある
9
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茂作
書き寫す般若心經のちの日に 子らが孫らが形見とや見ん
13
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美生子
豊穣の女神が育てし麦の穂は春の夜空のスピカとなりぬ
13
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うすべに
ゆく春を惜しむひとふさ藤は散り 夏に手を振る桐のむらさき
11
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滝川昌之
母の日と子どもの日との距離感に毎年父は近づけずいる
17
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痴光山
つゆ晴れ間朝練へ土手往く自転車の 高校生らにあくびするのも
2
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ななかまど
いたずらな初夏に吹く風枝先の葉をうらがえし若葉踊らす
17
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へし切
荒川に声もかろやか青春のボート漕ぎゆく一筋の跡
11
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舞
ゆく時を惜しむ者へと桜木の緑葉濡らす小細雨そぼ降る
10
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茂作
春の菜を終へて畑打つ翁らの 背中に汗沁み夏やたつらむ
15
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艸介
ナトリウム灯の光をかきまぜて 蛾が描き出す夜の印象
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