詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
道端の落ち葉をきつく踏みしめて呼び鈴鳴らす秋の足音
16
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横井 信
秋の陽に揺れる電車のつり革を掴み損ねた僕の左手
10
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灰色猫
どの道もローマへつづく道らしいキャンバスシューズを結びなおそう
10
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灰色猫
天寿までカウントダウンを表示する便利な時計を買ってきました
9
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灰色猫
軽やかにとんとんとんと包丁は朝の目覚めのやさしい音色
15
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灰色猫
邦訳の絵本のなかで遊ぶ子はいつか世界を癒すのだろう
9
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灰色猫
珍しい本を扱う古書店のワゴンセールに私の歌集
11
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ななかまど
晩秋の明かりははやも山に消え落ち葉のにおい地より沸き立つ
10
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滝川昌之
道を掃く会釈で過ぎる人は稀(まれ)誰かの業と知る眼持ちたし
15
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横井 信
窓際の床を横切る鳥影にゆっくり閉じた長い物語
8
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KEN
袈裟懸けに 深く冷たく 影を切れ しぐれの研ぎし 月のやいばよ
13
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滝川昌之
良くもない悪くもないの日常は「特筆無し」と記す好日
18
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神戸風見鶏
史と樂に澪を求めて越しぬれど 歌の道には標なしとや
28
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神戸風見鶏
山茶花のさ白き蕾ふくらみて 去年に変はらぬ冬さりにけり
24
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名鈴
年長けば 悩み消ゆると あらませど いとど増さりて 思ひ煩ふ
16
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ななかまど
亡き母が残してくれた瓶あずきおはぎ二つが最期となりぬ
12
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村木美月
パレードに 輝くティアラ 妃の涙 希望の光 満ち溢れたり
9
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名鈴
天命を 受け入れたりし 今よりは 有らん限りに まこと尽くさむ
8
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うすべに
急ぎ足 朝日が照らす花梨の実 すくめた首を伸ばしなさいと
8
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千映
悲壮感持って生きても吾でないし笑顔で暮らすケセラセラかな
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