詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恵
淋しさに少しづつ慣らされており十二月の君の横顔
12
もっと見る
falcon
入り日する柞紅葉の山の端にくれなゐまさる雲ながれゆく
12
もっと見る
ななかまど
回廊の朱が波にただよいて鹿のこえ消ゆ紅葉の谷に
8
もっと見る
コタロー
コンビニの若き女性の店員のスマイルひとつ新聞と買ふ
13
もっと見る
舞
いち葉の詩を手向けよ名も知らぬ吾が墓標立つ丘のふもとに
11
もっと見る
コタロー
洋犬が服着て優雅我が雜種ゼーゼー云つて綱を引つ張る
5
もっと見る
コタロー
しとど降る雨の重さと灰色の空にこの町沈んでゆきぬ
12
もっと見る
横井 信
長々と 冬の日差しに 影伸びて 冷たさを増す 手すりの光
13
もっと見る
横井 信
暖かな 日向を目指し 歩き出す 杖は突かずに よろめきながら
14
もっと見る
恣翁
軒先に 吐き出しつがに月残り 這へる朝靄 擬宝珠呑むめり
15
もっと見る
夢士
小春日や鳶も輪を描き鎌倉路友垣集ひ談笑の列
18
もっと見る
石川順一
ぐらぐらしティーの入れ物落ちて来るあの夏にどんな表情もない
14
もっと見る
灰色猫
冬の夜に君が愛したシリウスにいまだに僕は導かれてる
15
もっと見る
灰色猫
石蕗や月の明かりに散りぬれど春待つ夜の夢な忘れそ
26
もっと見る
滝川昌之
空調のパネルの外気温は零度エンジンは嗚咽で始まる
26
もっと見る
へし切
奥山にみ雪降るらし枯れ木にも春にはあらねど花ぞ咲きける
25
もっと見る
千映
愛の舟舵とる君の力量をみせて吾の身に涙流るる
14
もっと見る
inosann
「子供らの女中みたい」と言う妻が気づいていない 何故そうなったか
21
もっと見る
ふじこ
袖合わず肩も合わない制服に大きくなるよう祈りを込めて
18
もっと見る
夢士
雲切れて煌と照る月冴え冴えと世の善と悪照らしをるらむ
17
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[175]