矢車菊のお気に入りの歌一覧
ことぶき
偏屈で短気な父は何処へやら たった三つの孫の言いなり
17
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ことぶき
元気で、と改札のむこう手を振った ハンカチからは母の残り香
10
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ことぶき
はからずも一人の時間ができた時 だらりとソファへ寝転ぶ贅沢
8
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ことぶき
ただ肩を抱いてもらえるだけで良い この感情に名前などなく
10
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千映
水盤に紅色椿浮かばせて優雅な時間創る愉しさ
12
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夢士
七草の粥に焚かれし母子草春の野に在り優しき産毛
19
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詠み人知らず
パステルで記されし歌 波と揺れ 飛沫がハートの春の海かな
9
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詠み人知らず
うすら寒い襟元しめる 心にも降ってきそうな曇天見上げて
9
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詠み人知らず
習いしは生田にあれど 耳覚え 山田に馴染みし六段の調べ
16
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詠み人知らず
東洋のピアノと呼ぶに相応しき 心に触るる音色もつ琴
12
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恣翁
遅桜 香の烟に咽びつつ 暮れかかる陽に 散るを躊躇ふ
24
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舞
萬葉にうた一首のみ残し逝く名も無き者の吐息その詩
15
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滝川昌之
水彩でぼかして描く畦道に菜の花だけを油絵で置く
21
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みん
ほんのりと香る柔軟剤の香と、結婚指輪しているあなた
12
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もなca
ふりむかないと決めた春ですパンプスの音かろやかに響かせて行く
19
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千映
滝桜命を守る人々の英知千年ありがたきかな
14
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滝川昌之
童心を探せばいつもそこに在るスタジオジブリという玩具箱
16
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聴雨
よべの雨銀に散らして吹きわたる青むぎ畑の風あをき朝
16
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へし切
散りてこそ花は花なれ人もまた無常なる身を潔くあれ
31
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舞
いつからか忘れて長き訛りなどふと口にでる故郷の山
15
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